障害年金、2026年度から少し増えます

「障害年金の金額って、ずっと同じなの?」
そんな疑問を持ったことはありませんか。
実は、障害年金の金額は毎年見直されていて、2026年度(令和8年度)からは金額が引き上げられることが厚生労働省から発表されました。
最近は、食べ物や電気代など、生活に必要なものの値段がどんどん上がっています。
障害年金は、病気や障害によって働くことが難しい方のためのお金です。
その金額がどう変わるのかは、多くの方にとって気になるところではないでしょうか。
この記事では、
- なぜ障害年金の金額が上がるのか
- どんな人に、どんな影響があるのか
- 手続きは必要なのか
といったポイントをわかりやすく解説します。
すでに障害年金を受給している方も、これから申請を考えている方も、ぜひ参考にしてください。
まずは「障害年金とは何か?」のおさらい
障害年金は、病気やけがによる障害で働くことがむずかしい方の生活を支えるため、国がお金を支給する制度です。
障害年金は大きく分けて、
- 障害基礎年金(国民年金部分)
- 障害厚生年金(厚生年金部分)
の2つがあります。受け取る金額は、障害の等級や加入していた年金制度で変わります。
2026年度の障害年金額はどう変わる?
厚生労働省は 2026年1月23日 に、2026年度の年金額を発表しました。
障害年金もこのルールに沿って改定され、金額が前の年より増えます。
具体的には、
- 障害基礎年金(1級):月額 約88,260円
- 障害基礎年金(2級):月額 約70,608円
という金額になります。
※金額は「年度(4月〜翌3月)」のもので、実際に口座に新しい金額が振り込まれるのは 6月15日支給分(4・5月分) からです。
なぜ金額が上がるのか?その仕組み
障害年金の金額が上がるのは、年金の仕組みで決められた ルールに基づく調整(改定) があるからです。
この調整の目的は次の2つです。
① 物価の変化に合わせる
毎年、食べ物や電気代などの 物の値段(物価)が変わります。
物価が上がると同じお金で買えるものが少なくなるため、年金もそれに合わせて調整されます。
2025年の物価変動率が参考にされ、年金額は 1.9%増 という結果になりました。
② 賃金や年金制度の安定も考える
年金は、若い人たちや働いている人たちが支払う負担金で成り立っています。
そのため、物価だけではなく賃金(働いている人の給料)や年金制度全体の安定も考えて決定されます。
この仕組みは「マクロ経済スライド」というもので、
支える側と支えられる側のバランスを調整するものです。
たとえば、物価が上がったら年金が +3% 上がるところを
マクロ経済スライドが働いて+1.9% になる、といったイメージです。
上がるけれど、上がり方が小さくなる、これがポイントです。
どんな人にどんな影響があるの?
✔️ 障害年金をすでに受け取っている人
今すでに障害年金を受け取っている方は、2026年度から毎月もらえる金額が増えます。
生活費や光熱費など、毎月の支出がある人にとっては、少しでも増えることが 負担軽減につながる可能性があります。
✔️ これから申請する人
これから初めて障害年金を申請する人にとっても、 受給額の基準が新しい金額で計算されるため、
実際にもらえる金額の計画が立てやすくなります。
(申請手続き自体はこれまでと同じです)
実際の生活や家計ではどう変わる?
年金の額が上がるといっても、毎月1,000円〜2,000円程度の増額です(障害基礎年金2級の場合で月額 +約1,300円程度)。
この増額は、大きなお金ではありませんが、
- 食料品や光熱費など 毎月の支出への助け
- 家計の小さな不安の改善
- 障害があるご本人や家族の生活設計の見通しが立てやすくなる
といったメリットにつながります。
手続きは必要?いつから増える?
障害年金の金額が変わる場合に、受給者本人が新しい手続きをする必要はありません。
国が自動的に計算を行い、支給額が変更されます。
ただし、口座に振り込まれる 新しい金額は6月15日支給分からなので、4月・5月分は旧額として振り込まれます。
まとめ:増額は安心につながる
- 障害年金の金額は 2026年度から前年度比で増額 されることが公表されました。
- 増える理由は 物価や賃金の変化に合わせた年金制度の仕組み です。
- 受給者にとっては 毎月の収入が少し増えるので、生活の助けになる可能性 があります。
- 手続きは不要で、 6月15日支給分から新しい金額が反映 されます。
老後や生活の基盤となる年金制度は、毎年こうした制度改定を通じて物価や生活環境の変化に対応する仕組みになっています。
特に障害年金は生活を支える大切なお金なので、改定内容を知って生活設計に役立てていただけたらと思います。

